なぜ台風が近づくと頭が痛くなる？眠くなる？台風発生のメカニズムと雑学についてまとめてみた

夏の終わり頃から秋口にかけて猛威を振るう台風

台風はどうやって発生するのか？なぜ夏ごろ日本に近づいてくるのか？なぜ渦を巻いているのか？気になりません？

台風が近づいてくると頭が痛くなったり、眠くなったり体調が変化する人もいて、我々の生活にさまざまな影響を与えます

台風のメカニズムを知って、色々対策を練ってみましょう。
台風にまつわる雑学を色々調べてみました。

台風は自然の驚異であり、風邪や雨、様々な災害を引き起こす元凶だったりもします。台風の発生メカニズム、名前にまつわる興味深い事実を深堀りしてみてはいかがでしょうか。

台風とは

最大風速（10分間平均）がおよそ17m/s（34ノット、風力８）以上の熱帯低気圧を「台風」と呼びます。

発生場所や存在場所によっては、タイフーン、ハリケーン、サイクロンなどと呼ばれていたりします。

東経１８０度より西の北西太平洋および南シナ海で発生する熱帯低気圧を台風

北太平洋西部ではタイフーン

北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経１８０度より東の北太平洋東部ではハリケーン

ベンガル湾、北インド洋などではサイクロン

などと呼ばれているようです。

発生の仕組み

海水が温められ、水蒸気となる。熱帯な地方は待機中に大量の水蒸気がある。水蒸気が上昇し、上昇気流が発生する。上昇気流が雲を作り、さらに強い上昇気流が発生していると雲が積乱雲となる。

水蒸気が水滴、雲となる時、熱が発生し、待機中に放出される。この熱の影響でさらに上昇気流が強くなり、気圧も低くなる。これを繰り返し台風となる。

また台風の渦は地球の自転によるコリオリの力によって発生します。北半球では台風は反時計回りの左回り、南半球では時計回りの右回りになるのはこのコリオリの力によるものだそうです。

海水がたくさんあり、水蒸気がたくさんあるけども赤道直下では台風がおきにくいのはこのコリオリの力が作用しないからなのだそう。

台風発生の仕組みについてでんじろう先生が詳しく解説しているので、上昇気流とコリオリの力について興味があるかたはこちらをみていただけるとわかりやすいかと思います。

台風はどうやって動くの？

台風が発生する仕組みはわかったけど、じゃあなんで台風時期になると日本に迫ってくるのでしょうか？

実は台風自体は自力では動かず、渦を巻いているだけなのですが、地球の自転や風に流されて動いています。日本に向かってくるように見えるのは偏西風の影響が強いみたいですね。

春先は緯度の低いところで台風が発生する事が多いため、偏東風に流され西に進むためフィリピン方面に流れていくことが多いようです。
夏場は緯度の高いところで台風が発生することが多いため、偏西風に流されて日本に向かってくるようです。

また、日本に上陸する北半球製の台風は台風の目からみて、右側の方が風が強いとされています。
これは、右側は北に向かう風と台風の左回転の力が合わさるから。
左側は逆に北に向かう風と台風の左回転の力が相殺し合うから。

台風で体調が変わる？（頭痛・眠気）

台風の接近に伴って、頭痛がしたり、眠くなったりする症状が起きる人がいます。
台風の中心部は強烈な上昇気流が発生しており、空気の密度が小さくなり空気が軽くなります。
空気の重さによって生じる大気圧の変化で、体内の血流が変化し、頭痛や眠気などの症状を引き起こすようです。

このような天気によって体調が変化する症状を天気痛と言ったりするそうです。
天気痛は、耳にある気圧センサーが、低気圧を過剰に感知し、それによって自律神経のバランスが乱れてしまう症状なんだそうです。

こうした症状は耳の血流を良くしてあげることで改善に向かうそうで、耳を温めてあげると良いそうです。

耳の温めグッズとしてはこんな物が。
天気痛がひどい人は一度試してみる価値はあるかもしれません。

台風X号の定義

よくニュースなどで台風XX号が本島に上陸などニュースで聞いたりすることがありますが、台風X号はいつから１号に戻るのでしょうか?

これは年間の台風の数を数えており、12月31日でリセットされ、新年から１号になるそうです。

台風には名前がある

実は台風には名前があります。

2000年より前はアメリカがつけた人名で呼ばれていましたが、平成12年（2000年）以降、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、同領域内で用いられている固有の名前（加盟国などが提案した名前）を付けることになりました。

140個の名前があり、発生順に名前が付けられ、140を超えると始めに戻るそうです。
各名前のリストは以下の通り

台風への備え

台風は自然が生み出した風と雨の脅威です。時に大災害をもたらすこともあるため、台風が発生した際は対策が必要です。一般的ではありますが、復習も兼ねて台風対策を書いておきます。

台風の大きな特徴は強風です。強風対策をしっかりして、もしもの時に備えて、避難場所はしっかり確認しておこう。